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外縫い(セリエ) |
内縫い(レトルネ) |
| 印象 |
縫い目が外に出て角が立つ。シャープで端正。 |
角に丸みが出てふっくら。柔らかく親しみやすい。 |
| 向くシーン |
ビジネス、式典、きれいめスタイル。 |
日常使い、フェミニン・カジュアルな装い。 |
| 流通量 |
生産数が少なく、選択肢も限られる。 |
種類が多く、出会える機会が多い。 |
| 相性のよい素材 |
エプソン、ボックスカーフなどハリのある革。 |
トゴ、スイフトなどしなやかな革。 |
| 型崩れ |
しにくく、シャープなフォルムを長く保つ。 |
柔らかいぶん、四隅に擦れが出やすい。 |
どちらが人気かという問いには、「幅広い層に支持されているのは内縫い」というのが一つの答えになります。日常使いのしやすさとコーディネートへの馴染みやすさ、そして選択肢の豊富さから、特に日本では内縫いを選ぶ方が多い傾向にあります。
一方で、外縫いには別の人気の形があります。縫製の難易度が高く熟練の技術を要するため生産数が限られ、希少性の高さから「見つけたら手に入れたい」と考える方も少なくありません。同じ条件で比べると相場がやや高くなることもあります。
そもそもケリーは、もともと外縫いの仕様で作られていました。伝統的なスタイルを好む方や、クラシックなエルメスの世界観を求める方にとっては、外縫いこそが本来の姿という見方もできます。2本目のケリーとして、1本目とは違う表情を楽しむために選ばれることもあります。
迷われている場合は、使うシーンから逆算するのが確実です。スーツやきれいめコートに合わせてきちんと感を出したいなら外縫い、普段着にも気負わず持ちたいなら内縫いが目安になります。